スーパーなどに買い物に行くと、週に一度や月に一度の頻度で定期的なセールをやっていることがよくある。
〇〇感謝デーや○○還元日などという名称で全品 5% オフだったりポイント付与率が上がっているものだ。
当然安いのだから、沢山買いたくなる。そして、どうせ同じものを買うのだから、そういった定期セールの日に来よう、ということになる。
しかし本当にこれは得なのだろうか?
最近は物価高が顕著で皆節約志向が強いからなのだろうか、偶然にもセールの日に出くわしてしまうと、とにかく人が多い。
駐車場や出入口が人の流れで混雑しているのはもちろん、レジにも長蛇の列ができているし、陳列棚の商品もじっくり選べない。
他人にぶつからないように気を付けながら売り場を回っているうちに、本来買うべきものも買い忘れてしまう。
挙句の果てに、買い物した金額は 2,000 円程度だから、5% 引きと言っても 100 円引きなのである。
仮に一ヶ月に2回そういったセールの日に買い物をするとして、得するのはせいぜい 300 円くらいだろう。
その 300 円をもらって、代わりに我先にと殺気立った人々でごった返すスーパーに行くことがそんなに得なのだろうか?
仮に普段の仕事がトータルで時給 3,000 円換算の人なら、その 300 円はたった 6 分で稼げるのである。
混雑していることによる疲労や時間の浪費、脳のリソースの消費などの損失は本当にその 6 分以内に収まっているのだろうか?
以前は定期的に入れていたセールの日を、そっとスケジュールから削除した。
よく考えなければならない。